エッセイ

2つの世界を行き来する人

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全集中。窓際で本を読んでいる時に陥りやすいのだが、太陽の光が十分に入って読みやすかった文章。まるでその世界に入ったかのような感覚になり、他のこと、音、動きといった情報が全く入ってこない。炭治郎が戦いに夢中になり呼吸することを忘れてしまうのと同じように。

太陽が雲に隠れて文章を写す光の量が減った時、やっと別世界に入っていたことに「ハッと」なり、現実世界に戻ってくる。深い呼吸と共に一旦周りを見渡すのは、ここが現実だというのを認識するためなのと、自分が別世界に入っていたことを周りの人に知られていないか確認するためだ。別世界への入り口はわからず気づいた時にはそっち側に立っているのだが、現実世界に戻ってくる時は意識下の中にあるのでいつも一方通行。でもこの現実世界に戻ってくる瞬間が嫌いじゃない。

映画館で映画を観ている時も同じ現象が起こりやすい。なんなら映画館で観ている時は、(意図的だが)情報が入ってきづらい環境なので現実世界に戻ることすら難しい。現実世界のことを忘れるが故に買ったポップコーンが進まない。これを踏まえてポップコーンはSサイズがちょうど良かったりする。単純に映画の内容を楽しむほかに、映画の世界と現実世界を行き来するのがもう一つのツウな楽しみ方である。ちなみに僕はキャラメルポップコーン派。

僕もいまだにやるのだが、子供がゲームに夢中で呼びかけても反応しないのはあるあるだろう。ママさんにはあまり理解してもらえないかもしれないが、僕なら子供の気持ちがとても理解できる。「今いいとこなんだよな!」。「まだセーブできてないんだよな!」。でもこれだけは肝に銘じておいてほしい。僕も当事者なので決して強くは言えないのだが、優先順位だけは間違ってはダメだ。ママが一番、その次にゲームだぞ。僕自身思うのだが、この集中力どこかに活かせないのだろうか。。。

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まえぷログ
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