僕は喋ることがあまり得意ではない。と言うより、喋る内容を考える時間が必要なので「即興力が低い」、と言うのがより正確だ。だから接客は一番向いていないと思うし、ストレートに言えば嫌いだ。仲の良い人と話すことが嫌いなわけではない。でもどちらかというと聞く側に回ることのが多いと思う。きっと情報が入ってきてから自分の脳内にあるフィルターが何層にも重なっていて、整理されるまでに時間がかかるからなのだろう。（ただ情報処理能力が低いだけ）
だから僕は文章で表現をする。文章を書くことは即興力を必要としないし、最悪あとから修正することも可能だ。僕にとって文章を書くことは喋ることよりも自由なのだ。
自慢じゃないんですけど文章書いたあと全くと言っていいほど見直さない。（ほんとに自慢じゃないやつ笑）
文章書いてる人からすると何しとんねん！と激怒されそうだが、思ってることをそのまま文章に書いてるからそれを修正してしまうと自分の言葉じゃない気がする…
それに文章ってその人の今の状況、感情、環境とかに影響されるから、読みながらこんなお気持ちなのかなぁと妄想を膨らませるのが楽しかったりする。もちろん、誤字とかの修正は必要ですし、僕の場合それすらしないので本当に反省。好きな作家さんがいるのであれば、処女作と最新作の違いみたいなのも見れたりする。エッセイストなんてその時の感情を表にしているのだから、読んだ本、日々の出来事、出会った人によって影響されるので特に違いが見えると思う。僕の文章は僕が今思ってることをそのまま書いてるだけなので原液そのもの。僕が自分の手で薄める必要などなくて、読んでいる人のさじ加減でちょうど良い濃さに調整してもらえれば良いと思っている。妄想を膨らませることもまた、文章に触れることの楽しさだと思うから。
