雑記(単発系)

【納車0日で警告ランプ点灯】ABARTH(アバルト)500を購入したので、その経緯と費用と所感について

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20代前半、独身。今を楽しむことしか考えていない脳ナシの筆者。

MT車に乗るなら今しかない!と思い、教習車で運転したコンフォート以来だが思い切って「左ハンドル5速MTのABARTH500 ESSEESSE」を購入した。

実際、左ハンドルMT車って運転できるものなの?外国車(特にイタリア車)って壊れやすい?山岳、街乗り、高速の使い勝手は?など、購入前の気になる点を紹介できればと思う。

結論、一度運転したらやめられない。脳内でシフト操作をシミュレーションをしてしまうほどオモロい車だ。

ABARTHは車好きに大人気のメーカーだが、今回購入した500は10年以上も前の車で比較的手が出しやすい価格帯なので、お金はかけたくないけどスポーツチックな車に乗りたいという方にオススメ。

ABARTH(アバルト)とは?FIATとの違いについて

ABARTHは、1949年にイタリアのトリノに設立された自動車メーカー。

FIAT(フィアット)の車体を用いて、自社のエンジンやパーツを使用して自動車競技への参加、自動車部品や改造車の販売などを行っていた。1971年にFIATの傘下に入り、現在のようにディーラーでは一括りとされている。

創業当時から自動車競技に対する熱意がつよい。そのため、FIATよりスポーティな機能やデザインが特徴。2009年には、あの大手スポーツメーカー「フェラーリ」と共同開発された「ABARTH 695 TRIBUTO FERRARI」も登場。

2023年には、映画「ミッション:インポッシブル」に新型の「ABARTH 500e」が登場しことで話題になっています。

ABARTHって壊れやすい?

購入前で一番気になるところは、壊れやすいかどうか。

僕自身、車の整備士では無いのですしABARTHを購入したのも初めてなので、正確な回答は出せませんが、

ぶっちゃけ「思ってるほど壊れない」

より正確に言えば、走れなくなるほどの壊れ方は滅多に起こらない。

ただし条件があって、それは定期的に点検をしている場合に限る。
やはり次の車検まで何もしないことが多い国産車と比べると、かなりシビアな車であることは間違い無い。
配線がキツくて電装関係がつかなかったり、ギアがうまく入らなかったり、小さな?問題は起きやすいと思われる。

ただ、定期的に点検をすることで小さな問題にも気づくことが出来、大きな問題になる前に改善することが出来る。
定期的なオイル交換や、数カ月単位での簡易点検などケアを怠らなければ、自分でいじるほど車に詳しくない人でも乗りこなせる。

これはABARTHに限らずだが、壊れやすい/壊れにくい、ではなくて「壊れる前に点検しろ」ってことだ。

購入前にできることとしては、生活圏に信頼して修理を頼める整備工場があるかチェックしておくと良い。

ABARTH 500 ESSEESSEの値段について

今回僕が購入したのは、2010年式のABARTH 500 ESSEESSE

走行距離は、約50,000km。10年以上の年式にも関わらず走行距離が低いのが特徴。

気になるお値段だが、車検込みで約140万円。

ホイールに目立つ傷がついていたものの、機構には問題なくまだまだ元気な子である。565であれば価格は一気に跳ね上がるので、初期費用にあまりお金をかけたくない人は500が無難。なお、車両の状態によっては、維持費にお金がかかる場合があるので、古くて安いからといってトータル面で見たときに安くなるとは限らない。

信頼できる販売店や、知識や技術を備えた上で見極めるのがポイントだ。僕がFIAT・ABARTHを探している時に参考にしていた販売店がYoutubeをやっているので、チェックしてみると良い。

フィアット500輸入車整備チャンネル【エフジェイファクトリー】

ARABTH500を選んだ理由

特に一個人がABARTHを買った経緯などどうでもよいのかもしれないが、他の選択肢もある中でなぜABARTHなのか、筆者なりの考えを紹介できればと思う。

特に興味がない方は、「所感」まで飛ばしてもらって構わない。

前提として、手が出しやすい価格帯のデザインくすぐる外国産MT車に乗りたい、という思いのもと選んだ。

FIATではなくABARTHにした理由

ぶっちゃけ、FIATでも良かった笑

が、ABARTHの方が早く見つかった。ただ、それだけ。

FIATに比べると数十万ほど値段はあがるし(物によるが)、左ハンドル乗りこなせるか不安もあった。加えて、どっちかというと、カッコよいよりかわいいデザインのが好みなので、多少迷う期間はあったが、こんな経験今しかできないと思い、思い切ってABARTHを選んだ。

結果、大満足。(たぶんFIATでも満足してるけど。)

もしかすると、これがABARTH500ではなく595,695であれば話は別だったかもしれない。価格抜きにしても、デザイン面が大きく異なる(よりスポ―ティにカッコよくなった)ので、見送っていた可能性もある。

ABARTH500だからこそ良い、というのが大きかっただろう。

他外国産MT車という選択肢は?

次に、なぜ他の外国産MT車ではなく、ABARTHを選んだのか。

他の外国産MT車で候補に上がるのは以下だろうか。

  • ルノー トゥインゴ
  • MINIクーパー
  • フォルクスワーゲン ゴルフ
  • プジョー 208
  • シトロエン DS3

トゥインゴはRRだし、MINIは安定のデザイン性、他車も希少性という面でも魅力的。

その中でもABARTHを選んだのは、やはり希少性とデザイン性のバランスだろうか。車選びは、”なにを求めるか、なにを優先するか”、で人それぞれだと思う。デザインに限っては、顕著に表れるだろう。

ちなみに一番乗りたかったのは、ローバーミニ。。。(よりメンテナンスが必要そうだし、若干価格が上がるので今回はパス)

ABARTH500に乗った所感

ここからはABARTHに乗ってみた所感について紹介していく。

冒頭でも書いたように筆者は、教習所でMT車を運転して以来(5年前?)で、左ハンドルの経験は一度もない。そのことを踏まえて読んでいただければと思う。

左ハンドルMTは1日で慣れるし、メリットがでかい

初めての左ハンドルMT車でドキドキしていたが意外にも、特別扱いが難しいことはなく運転自体は数日で慣れた。

左ハンドルだと

  • ペダルが配置されている足回りのスペースが広い(FIAT・ABARTHの場合)
  • ターボメーターの配置が良い
  • カッコつけれる

など、右ハンドルよりも大きなメリットがあるので、迷っているなら左一択。右ハンドルの場合、足回りのスペースがかなり狭くフッドレストがないに等しいことに加え、ターボメータがダッシュボードの上に後付けみたいに配置されているのでビジュアル的に問題あり。

中央の速度やタコメーターパネル左にあるのがターボメーター

駐車券がとりづらい、右折しにくいなど利便性においては、右ハンドルに劣るところもあるが、それ以上に楽しさやデザイン性が勝るので個人的には、左がオススメ。

なお、これは持論だが、ゲームがうまい人は運転もうまい(当方生粋のゲーマーである)

路上の環境をダイレクトに受ける

これは、乗り始めて結構感じたこと。以前、国産車を乗っていたこともあり、路上の小さな段差でも結構拾ってくる。サスペンションやショックなど足回りの違いもあるだろうが、乗り心地が良いとは決して言えない。

自分だけなら良いが、同乗者がいるのであれば速度落とすなり、段差を避けるなり、細かい気遣いが必要になる。

逆に言えば足回りがかたい分、右左折の操作性は良いと感じた。踏ん張りが効きやすいので、速度を落とさずコーナーを曲がれるのはメリットだろう。乗り心地の性能を落としてまで、スポーティに仕上げているあたりは、個人的に高評価だ。

低速時のクラッチ踏み込み時、ショックが大きい

これに関しては、僕の技量が大きいのかもしれない。特に1速から2速にシフトチェンジする際のクラッチを繋げる時のショックが割と大きい。ショックが大きいだけなら乗員が不快になるだけなのでまだ良いのだが、感覚としては結構無理して(負荷をかけながら)クラッチが繋がっている気がする。

バイクやスポーツカーの場合、エンジンの性能が高いので、クラッチを繋げる際の減速を拾いやすいらしい。

なるほど。つまり、これは車が原因なのか!(激しい思い込み)

とはいえ、1速から2速間は一番使うところなのでなんとかショックを抑える方法を身につけたい。ショックを抑えるコツを知っていましたら、ぜひご教授願います。

運転者目線では、それほど騒音とは感じない

車好きにとってエンジン音がうるさいと感じることは、ほぼ無いに等しいだろう。そのため騒音か否か判断するには、車を移動手段と考えている特に車が好きでも嫌いでもない人にお願いする必要がある。

だが、そんなMr.平均点の友達などいない(見つけるのが難しい)ので、結局誰に聞こうが主観になる。であれば自分の主観で良いだろう。以前、国産車に乗っていた+元国産車の自動車メーカーに勤務していた僕目線で言わせてもらうと、「騒音とまではいかない、良い響きのエンジン音」だ。

実際、音の測定を行えば国産車より大きい数字が出ると思う。(あくまで体感だが)

でも、少なくとも近所迷惑になったり、うるさいと感じるほどの音まではいかず、むしろスポーティな車によくある重低音鳴り響くカッコ良いエンジン音という印象。

美響マフラーさんとか付けてると、また話は別だと思うのでパーツの影響も大きい。(当車は純正)

車内やトランクの広さは軽自動車とどっこい

小さい小さいと聞いていたのもあり、意外と荷物が入ると感じたトランクルーム。100Lのスーツケースが入るスペースが確保されており、日常で困ることはよっぽどない。

トランクルームの広さは思ったより広い印象だが、後席に関しては狭いなと。下手したら軽自動車より狭いだろう。まぁそもそもの車両が軽自動車とさほど変わらないサイズ感なので、致し方ない。車両の高さがある分、トヨタ86や日産フェアレディZに比べると広く感じる。(どんぐりの背比べ)

むしろスポーツカーのカテゴリに入る車なので、大きいと動きが鈍くなってしまう。利便性を求める人には向かない車であることは、車両のサイズからも理解できるだろう。

ABARTHの能力を最大限引き出すSPORTSモード

インパネに「SPORTS」と書かれたスイッチがあったので、どんなものかと切り替えてみるとこれがまたすごかった。

ステアリングが重くなり、アクセルとエンジンのシンクロ感が上がり、スイッチ一つでここまで変わるのかと驚きが隠せない。通常モードですらスポーティな走りを感じていたのに、それを超える走り方をすることができるのは、ABARTH乗りには嬉しいのではないだろうか。

とは言え、街乗りでSPORTSモードを切り替えて走るのは、ストップ&ゴーが多いので向いていない。山岳を攻める時やサーキットで走る時なんかはぜひオンにして、ABARTHの良さを最大限に味わうのが良いだろう。

納車0日目から警告灯

これに関しては、正直、整備側の問題もあるような気がする。が、別にそこを攻めるつもりはない。納車して0日目で警告灯がついたものの、点いた警告は割とメジャーのよう。

「ESP(横滑り防止機能)」の不具合。スタッドレス履いていない時に雪道を走ると滑ってしまうが、その際に機能するアクティブセーフティ。つまり、事故予防ではなく、事故軽減装置の方だ。

まだ確認してもらってないのでなんとも言えないのだが、ネットに落ちている情報によるとブレーキランプのスイッチが原因の場合が多いらしい。ランプは付いており特に走る分には影響が出ていないので修理に出していないが、このような小さなトラブル?は今後も多々起きるだろう。

幸いにもフィアット・アバルトは人気ということもあり、ネットで調べればトラブルの改善に繋がる情報が転がっているし、専門とする整備工場が結構あるので大きな問題になる前に対処できるだろう。

人間の肌や体と一緒で、日頃からの手入れが大切ということだ。

※1週間後に整備工場に持っていったら、やはりブレーキランプのスイッチが原因だったらしく、交換してもらったら治った。

踏めば結構走る、高級なおもちゃ

やはりスポーツカーというだけあって、アクセルを踏むと結構タイムラグなしに踏んだ分走ってくれる。小さいボディながら力強さがあって、かつ車体の低いまんまスポーツカーというデザインではないところにとても魅力を感じる。

山岳を攻めるポテンシャルを持っており、日常使いでも困ることはない、高速でも非力を感じさせない。そんな感じの”高級なおもちゃ”と感じるのがABARTHだ。

結婚したり、子供を産んだり、自分の環境が変われば乗れる車も変わってくるので、乗れるうちに乗っておくべき、楽しい車であることは間違いない。

迷っているのであれば、ぜひ背中を押して勧められる車だ。

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まえぷログ
ファッションを中心にデザイナーズに囲まれた暮らしを展開
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