カナダ留学

カナダ留学1年経過して思うこと | 日本が好きだし、日本で過ごしたい

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どうも、やりたいことは全部やるまえぷーです。

早いもので留学も1年が経過し、カナダに来た当初とは考え方も将来のことも全く別のものとなっています。それは日本というウォールマリア、いやパラディ島(進撃の巨人)から外に出たことで世界について知ったからです。結果から言って”留学は有意義”だったと自信を持って言えます。ただ1年留学して全てが良かったわけでもないので、メリットデメリットにも触れていきたいと思います。

参考までに一読していただければ幸いです。

カナダ留学2ヶ月目、6ヶ月目、1年経過時の気持ち

2ヶ月目

  • 家が見つからない
  • 円安止まらない
  • 汚い、治安悪い、雨しか降らん
  • 日本帰りたい

6ヶ月目

  • シェアハウスに引っ越し
  • バイトスタート
  • ESL終了&co-op開始

1年

  • よし、帰ろう。

2ヶ月目と6ヶ月目の詳しい内容は別の記事で語っているので、興味があればそちらもご一読ください。
>カナダ留学のきっかけと2ヶ月が経ち感じた、良いところと悪いところ
>カナダ留学が6ヶ月経ち感じたこと、収入を得て価値観が一転!?

よし、帰ろう。

co-opプログラム後半戦

留学も早いもので1年が経過しました。ただ実はまだ卒業という形で学業を終えていなくて、6ヶ月分残っています。というのもco-opプログラムの制度としてプログラムの半分を座学、半分をインターンで構成されています。僕の場合1年のプログラムなので、座学(6ヶ月)しか終えていません。

では残りのインターン(6ヶ月)をどうするか、というお話ですが、日本に帰国し、日本の企業で働くという結論に至ります。学校のマネージャーに確認したところカナダ以外の国でも、

  1. 受講したプログラムに関係している企業
  2. トータルでの就業時間

の2つが満たされていれば卒業できるとのことです。

自分はデジタルマーケティングのプログラムを受講していますが、デジマ関係の仕事を探すのがまぁぁ大変で。僕のクラス(20人ちょっと)で雇ってもらったのも片手で数えられる程度ではないでしょうか。求人を見るとどれも「デジマの経験2,3年以上!」と書かれているので、最初のふるいで落とされてしまいます。

求人の内容

履歴書を送っても返信が返ってこないことが大半で地獄の家探しを彷彿させます(家探しは2ヶ月目の記事で)
実務経験がないとはいえ、一応!ブログ歴2年以上の僕でも難しい状況なので颯爽に諦めました笑

とはいえ裏口は用意されており、デジマ関係の企業出なくても「飲食店でSNSの運用をしました」という形でも卒業することはできるみたいです。個人的には卒業がゴールではなく、あくまでもデジマについての知識やスキルを身に付けたいということで、日本のほうがカナダよりデジマ関係の仕事に就ける可能性が高いと考えました。

日本人多すぎ、英語ムズすぎ、家賃高すぎ

また、帰国を決めた理由はほかにもあります。カナダのバンクーバーに留学しましたが、誇張なしで想像の10倍は日本人がいます。初留学としては日本人が多い海外のほうが助け合うことができ安心感が大きいですが、1年もすると逆に日本人としか関わらない、頼り過ぎてしまうことで海外にいる意味というのが薄れてきます。

英語0から始めた海外生活なので初めての留学でバンクーバーを選んだことは間違いではありませんでしたが、0→1にはなった現在、留まる必要がない、周りに頼らず生きてはいけると考えました。言い換えればバンクーバーは、ゲームでいうチュートリアル。英語を使った生活を体験する、みたいな感覚です。もちろん来た当初は、いや、いまだにボコボコに殴られてますが笑

加えて、今住んでいる家が3月末までの契約なので4月以降の新しい家を探す必要があります。ありがたいことに今住んでいる環境が留学生の中でもトップを争うくらい良く、築2年くらいのタワマン31階に月$750(75,000円)で住んでいます。同居人は僕含め3人しかおらず、バスルームは他の日本人と2人でシェアし、もう一人のルームメイトとは別で用意されてます。よくあるベースメント(一軒家)スタイルだと他の人の使用感が目立つ、同居人が多い、のに加えて平均して$800〜900もするという僕にとって地獄みたいな環境がほとんど。

ちなみにマスタールームを2人でシェアしてるので家賃を抑えられていますが、本来なら1人で$1400します。潔癖であることが仇となり、4月以降同じような環境に身を置ける確率が圧倒的に低いので諦めることにしました。

カナダでの仕事探しの難しさのほかにも、4月に引っ越す必要アリ、チュートリアル終了、日本恋しいなど、様々な要因が重なって帰国するなら今しかない!と思い決断しました。昨年の3月末にカナダに来て、3月末に帰国予定なのでちょうど1年の留学になります。

英語のレベルアップ!! 0→1

ついでに気になる英語力のほうも紹介しておきます。先に言っておくと、僕はあまり英語の勉強に力を入れてなかったので、もちろん同じ期間でももっと伸びている人はたくさんいます。特に英語を使ってこれがしたい!という目的がなく海外生活の体験、英語話せたらカッコ良いなぁ程度だったので勉強シテナイ…

結論、お伝えしたように0から1レベルになっただけです。1年留学してやっとチュートリアルが終わったので、ここからはシンプルにレベル上げ。現状客観的な数値で測れるものがないので主観でしか伝えることができませんが、ドラクエ風にまとめてみました笑

ただドラクエでまとめたかっただけで正直数値はどうでも良いのですが、間違いないのはスピーキング力が圧倒的に低い。対人ということもあり即レスポンスが必要なので頭の中で考えることが多い。文法を間違えないように日本語から英語に訳しながら文章を作る。あとは英語には日本語にない発音があるので伝えるのがムズカシイ(thとs、LとRなど)

リスニング力は相手が話ている内容の中に知ってる単語を聞き取ってあとは推測!「こんなことが言いたいんだろうなぁ」という感じでなんとか理解している(つもり)なのでスピーキングよりマシ。ライティング力はまぁまぁ、文章書くこと自体は嫌いではないし考える時間があるので他に比べたら一番マシ。

リーディング力は思ってるより低い。なぜなら全てに共通することではあるが「ボキャブラリー力」も低いからです!(ドヤッ)
この単語はどういう意味?というのが頻繁にある。ライティングは知ってる単語内で変換しながらなのでなんとか、でもライティング以外は単語を知っていないと直接的に影響が出るのでボキャブラリー力も課題です。(数値で言えば30〜40くらいですかね)

いずれにしろ改善の余地しかない、言い換えれば伸び代しかないということなので帰国後も少しずつでも勉強は続けようかなと考えてます。特に今のところは英語を使って何かをするということを考えてはいないので、改善するというよりかは現状維持のための勉強程度に考えています。現状維持というとエンデヴァーさんに怒られてしまうんですけどね笑

ドラクエなのかヒロアカなのか行ったり来たりと、みたことない人にはつまらないかと思いますがそんな感じです笑
旅行で役にたつ程度には成長できたのではないでしょうか。

加えて、Twitterで面白いツイートを見つけたので共有しておきます。逆の立場で考えるとわかりやすいかもしれませんが、海外の人が日本で日本語を使って勝負しても弱いですよね。

もう一つ、拾い画ですが共有しておきます。
これはシンプルに英語苦手だ!という方に向けてですが日本人にとってはこれほど難しいことをしている、と思っていただければ多少気持ちが軽くなるのではないのでしょうか。

日本と世界の比較!!(世界=カナダ)

悪いことばかりでもありません。日本以外の地で生活をし、日本以外の人と関わり、日本自体を客観的に見ることができました。結果としては帰るという決断をしましたが、日本と世界(カナダだけだけど笑)のメリットデメリットを比較することができたことは良い知見となりました。メリットデメリットを簡単にまとめると以下のようになります。

日本 世界(カナダ)
住みやすさ ×
治安
物価
賃金

各項目について深掘りしていきます。

住みやすさ

住みやすさというアバウトな項目ですが衣食住と考えてもらい、日本は圧倒的に住みやすい(過ごしやすい)と感じます。まず第一にカナダではシェアハウスです。見ず知らずの他人と一緒に過ごすと言うだけでストレスがありますね。良くも悪くも他の国の人はそこまで気遣うという文化がありません(言いたいことがあれば言えスタイル)

相手が悪いと言うわけではなく僕が海外の生活スタイルに合わないという話であり、他の人が使った共有スペースを使ったあと汚れているのに綺麗にしなかったり、洗濯機の中に洗濯物を入れっぱなしにしていたり、夜中に電話を大声でされたりと気になることが多々あります。ルームメイトに頼めば理解してくれる可能性もあるのに言わない自分も良くないですが、そもそも頼むのが嫌だ(極力他人と関わりたくない)と言う話なのでシェアハウスという環境を選ばずとも過ごせる日本が良いと感じます。

お風呂も「浸かる」という文化がなくシャワーのみなので疲れがとれないことも地味に痛いです。(バスタブの中にシャワーがついてるのも好きじゃない、汚れが溜まりそう。なぜわけなかった!!)
最近は慣れましたが、洗濯も週に1,2回だけ。溜まった服やタオルに菌が繁殖するので毎日洗いたい…

食べ物に関しても、海外のものは僕の口に合わないことが多いのでアジア系のものを選んで食べるようにしています。カナダは移民国でいろんな国のスーパーやお店があるので、アジア系(日本の食べ物に近い味)のお店も豊富です。結局選ぶのはアジア系のお店なので、カナダである必要はありません。

総合的にみてもカナダは他の国に比べて日本のものが多いので日本以外では一番過ごしやすいのかもしれません。ただ品揃えが悪い、日本製は高価、味は寄せているだけで本来のものではないなど”劣化版の日本”という感じなので、日本で過ごした方が良いに決まってます。

日本に近い環境かつ英語を学びたい、海外の生活を体験してみたい、初めての留学!ということであればカナダをオススメすることは可能です。

治安

住みやすさに付随して治安についても紹介します。治安に関してカナダの方が良くはないと思いますが、最近の日本も決して良い!とは言い切れないような気もします。日本に関しては直接言えばバカ、考えることを放棄した阿呆が多くなったなと感じます。カナダではドラッグの使用が合法ですし、ホームレスは問題にもあがっています。知り合いは外を歩いていたら急にコーラをかけられたことがあるそうです笑
年に数回は銃撃の事件もあったので日本の方がマシとはいえますね。

ただ他の国のかた(ブラジル、イラン、コロンビアなど)に聞いた話だと、外で携帯を触ることができず電話しようものなら強引に盗まれるし、場所によっては銃とかドラッグとかで本当に危険で現地の人も寄り付かないところもあるそうです。他の国と比べるとカナダや日本は治安が良いというか物理的な被害リスクが低いと言えますし、今のところ日本が一番居心地が良いと気づくことができたのは海外に触れて世界のことを知れたからですね。なにげない当たり前の生活が実は一番心地よかったりするので、一日一日、一つ一つの言動に心を込めて過ごしていきたいです。

物価

物価に関しても日本の方が圧倒的に優勢です。カナダにはチップの文化があるので、より売買によるお金の移動が高値になります。(払うときは多く払い、受け取るときは多く受け取る)
そこを差し引いてもやはり物価は高くラーメン一杯食べるのにも2,000円近くしますし、レストランにディナーを食べに行くとすれば、優に3,000〜5,000円近くいきます。

帰国理由の際にもお伝えしたように家賃も平均して$800〜900近くなので、物価が高いことは明らかですね。一軒家を購入すしようと思えば、1〜2億もするとかしないとか。食費に関しては、自炊をすれば2〜3万円代で抑えることはできるので節約することも可能です。(なお、僕の場合バイト先で賄いを食べているので月の食費は1万円以下)

下にビッグマックで比較した面白いランキングがありますが、カナダやアメリカは上位に君臨してるのがわかりますね。逆にアジア圏の国は下の方に固まっているので物価が(ビッグマックが)安いことがわかります。
>世界のビッグマック価格ランキング

賃金

唯一、カナダが日本に優っているところで言えば賃金。カナダの最低時給が$15,65(1,565円)なので、日本の正社員と同等もしくはそれ以上の金額になります。自分もバイト代のみで家賃や交通費、生活費を賄っているのでかなりの魅力を感じます。同じ職種でも日本より海外のが稼げると話題になり、最近では多くの日本人の方が出稼ぎに行っているそうです。

お金は大事ですし持っていれば持っているほどやれることの幅が増えるので多いに越したことはないですが、盲目にはならないように注意したいところですね。世の中、お金より大切なことなんていくらでもあるので(なに様だよ!)

ここまでをまとめると、「日本で自分にあった生活スタイルを送りながら海外の仕事を受け持つ」ことが一番の理想に近いのかなと思います。(僕個人の話です笑)
とはいえ、英語力もスキルもないので海外に住みながらでも仕事を取ることが難しい現状です。理想の形を目標に掲げておき、直近の将来についてどのような選択肢があるのかについて次に話していきます。

帰国後の将来について語ろう

帰国した後についての話もしていきましょう。お伝えしたようにまだ学校が終わっておらず働く必要があるので就職の道でほぼ確定ですが自由に動きやすい状況なので選択肢は無限になります。現実も踏まえて今考えられる将来の姿、なりたい姿についてピックアップしていきます。

  • 日本のデジタルマーケティング会社に就職
  • 契約社員+副業
  • カナダ以外の国へ遊びに行く

日本のデジタルマーケティング会社に就職

8,9割近くの確率でこの道に進みますが、まだ学校が終わっていないので卒業も兼ねて日本のデジタルマーケティング会社に就職するのが一つの選択肢です。現在進行形で就職活動もしており、いくつかの企業様では面接まで進んでいます。やはりカナダでデジマの会社を探したり、下手に就職ができなかったとなるより、はるかに効率的だなと実感しました。就職をし実務経験を積みながら、お伝えした理想の形「日本に住みながら海外の仕事をとる」を目指してスキルアップを図っていきたいです。

ただ、日本に限らずですが、やはりWeb関係の会社に就職するのにポートフォリオを用意しておくのも大事というか必須と感じます。書類選考の際にポートフォリオを求められることも多いです。僕の場合はこのブログがポートフォリオになりますし、面接時の話題に挙げることも出来ます。さらに数字や賞といったわかりやすい実績があるとより良い印象を与えることができますね。僕が面接を受けたとき収益について聞かれましたが、回答したとき「上位5%に入っている」とおっしゃっており好印象も残せました。

ポートフォリオが何もないという方は、最近ブログやWebサイトよりSNSの普及率が高いですしSNSであれば無料で手軽に始められるのでまずは始めてみることも一つの手です。もちろん文章を書いてみたい、ブログをやってみたいという方は無料で始められるサービス「note」もあるので利用してみてください。僕は文章が好きでSNSよりブログのが合っているため、普及率をガン無視して書き続けています笑

契約社員(orアルバイト)+副業

一つの形として考えているのが、契約社員もしくはアルバイトをしながら副業をするスタイル。このスタイルのメリットとしてはストレスを極限まで減らせることにあると思います。(実際に経験したことはないので推測でしかないですが)
というのも契約社員かアルバイトであればプライベートの時間を作ることが出来ます。正社員として働くとどうしてもプライベートの時間を作るのが難しいので、やりたいことが多い僕にとっては時間が足りないと感じてしまうことが多々あります。時間という有限でお金では買えない貴重なものを確保できるのは大変助かりますね。

しかし、契約社員やアルバイトだけでは収入面での問題があるかと思います。そこを余裕ができた時間で副業を行いカバーするという話です。せっかく時間を作ったのに働いたら意味がない!と思うかもしれませんが、副業であれば自身のやりたいこと(苦ではないこと)を軸に進めることができるので仕事としてのストレスが低いのが魅力です。僕の場合、ブログというか文章を書くことが得意なのでライターは自分に適当だと感じます。

現に一度だけライターとして活動した経験もあります。好きなことを仕事にできるのはほんの一握りの人だと思いますが、苦ではないことを仕事にできるのは難度が下がるとも思います。何が自分にとって適当なのかわからない、知らない方はとにかく気になること、興味のあることに足を突っ込むことから始めると合う合わないの判断ができますね。僕自身、今後も興味のあることには、まずやってみることから始めていきます。ちなみにライターとして活動した記事はこちら「三重県大台町を観光 | 大自然を堪能する1泊2日のモデルコースを紹介!(1日目) | PR

カナダ以外の国へ遊びに行く

日本に住みながら海外の仕事をとるためにも、英語力は必要となるので英語力に磨きをかけるのは大いにアリだと思っています。ただ、正直なところ留学として他の国に行くのは生活スタイルが合わない可能性大なのでナシかなとも思っているので、旅行もしくは短期での留学が妥協点と考えています。(英語力を上げるのに甘っちょろいこと言ってますが笑)

日本に住みながらでも英語力を上げる方法はたくさんあるので他の国へ行くことは可能性として低いですが、30歳を超えるとワーキングホリデービザが使えなくなるので手段が狭まってしまうのも事実です。同じ留学生で30歳を超えている方が他の国にも行きたかった、行った方が良いと口を揃えて言っているので一つの案としてはアリなのかなと。

行くのであれば英語環境に身を置ける場所が良いのでまだしっかりと調べたわけではないですがマルタとか北欧あたりが気になってます。行くために貯金もしなければならないので、結局は働かざるを得ないのですが笑

カナダ留学1年経験して思うことのまとめ

5年後、10年後、自分が何をしているかは全く想像ができません。ただ将来の自分が”過去に○○しといて良かった”と思えるような人生を送りたいです。そのためにもやりたいと思ったことはやるし、行きたいと思ったところには行こうと決めています。人は思っているより自由に生きることできますから、後悔のないというのは難しいのかも知れませんが、なるべく少なくなるよう心がけていきたいです。

話がブレブレの記事ですが、結局のところ留学はして良かったと思っているので興味のある方はぜひ挑戦するべきです。最後に僕の大好きな宇宙兄弟から素敵な言葉を贈るので、頭のノートにメモっといてください。(この言葉の背景もジーンとくるのでぜひ本作に触れてみてください!)

今回の記事が参考になれば幸いです。
またね!

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まえぷログ
ファッションを中心にデザイナーズに囲まれた暮らしを展開
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